大紀元時報

武漢市、臨時医療施設3カ所を設置 患者「まるで強制収容所」

2020年02月07日 21時24分
中国武漢市政府は5日、新型肺炎の軽症患者を受け入れる臨時医療施設3カ所を設置した(STR/AFP via Getty Images)
中国武漢市政府は5日、新型肺炎の軽症患者を受け入れる臨時医療施設3カ所を設置した(STR/AFP via Getty Images)

「命を助ける箱舟か、死を待つ強制収容所か」中国湖北省武漢市政府が2月5日に開設した新型肺炎の軽症患者を受け入れる臨時医療施設に、不満の声が噴出した。患者によると、施設には医師や看護師が駐在しておらず、薬もないという。

武漢市は、市内にある洪山体育館、武漢客庁(文化総合施設)、武漢国際会展中心(エキシビション・コンベンションセンター)の3カ所に仮設ベッド、合計4400床を設置した。

同市江漢区に住む羅さんは6日、新型コロナウイルスの感染症状が現れたため、地元の病院によって武漢国際会展中心に送られた。しかし、「この臨時施設に入って12時間経っても、医師からの問診がなく、薬も処方されなかった」と話した。

羅さんによると、国際会展中心の内部は数エリアに分けられている。羅さんに割り当てられたエリアに28人の軽症患者がいる。全員が男性で、「若者が多い」。患者の家族の付き添いが可能だという。

「ただ、国際会展中心にいる患者が利用できるトイレは1カ所だけだ。ここで交差感染が起きるのではないかと非常に心配だ」

また、ネットユーザー「换个名字怎么这么难」は、SNSの微博に投稿し、武漢国際会展中心での医療環境が「とても悪い」と明かした。投稿によると、同氏の叔母が新型コロナウイルスへの感染を確認された後、武漢国際会展中心に送られた。「停電で電気毛布が使えなくて、夜寝る時に震えが止まらなかった」「医師らが注射を行うこともない」と話した。

大紀元が同ネットユーザーに取材を試みたが、同氏は「微博への投稿はすべて事実だが、取材に応じることはできない」と回答した。6日夜、ネットユーザーは微博上の投稿を取り下げた。

一方、SNSの微信でも同様な投稿が注目を集めた。この書き込みは、洪山体育館内の様子を明らかにした。体育館には「管理責任者や医師は見えず、薬はなく、電気・暖房もない。食品も提供されていない」という。投稿者は「まるで強制収容所だ」「数百人の新型肺炎の患者が無理やりに集められたから、たとえ病がなくても、これで病気になるだろう」と非難した。

インターネットで掲載された映像では、施設の責任者は入所者に対して、「ここは隔離するための拠点で、病院ではない。一切の不測事態に対しても、責任を負いかねる」と注意事項を読み上げた。

(記者・洪寧、翻訳編集・張哲)

 

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