共和党の指名争いから撤退、ウォルシュ元下院議員 民主党候補支持へ

[ワシントン 7日 ロイター] – 11月の米大統領選で共和党の候補指名を目指していたジョー・ウォルシュ元米共和党下院議員が撤退を表明した。大統領選では民主党候補を支持するとしている。

同氏はCNNとのインタビューで、「共和党予備選で(トランプ大統領を)制することはできないが、人々を団結させてトランプ氏を阻止するため全力を尽くすことはできる」と語った。

また後に、「トランプ氏がホワイトハウスにいるよりも、誰でもかまわないから民主党員のほうが良い」と述べた。

2010年、保守系草の根運動「ティーパーティー」の支援を受けてイリノイ州から下院議員に選出されたウォルシュ氏は、12年に民主党候補に敗北。その後はシカゴ地区のラジオトークショーの司会者を務めている。

トランプ大統領の全米規模の支持率は50%を下回っているが、共和党内の支持率は依然高く、昨年11月には大統領の対抗馬として共和党候補指名獲得争いに出馬を表明したマーク・サンフォード元下院議員が撤退。同じく党候補指名争いに出馬しているビル・ウェルド元マサチューセッツ州知事も、得票にはずみがつかない状況が続いている。

トランプ陣営のコメントは得られていない。

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