米上院、大統領の対イラン軍事制限決議案を採決へ

[ワシントン 12日 ロイター] – 米上院は12日、イランに対するトランプ大統領の軍事行動を制限する決議案について、最終的な採決を行うための動議を賛成51・反対45で可決した。

共和党から8人の造反者が出た。12日か13日にも最終採決が行われる。

決議案はトランプ大統領がイランに対し軍事行動を取る際に議会の承認を義務付ける内容。

決議案に反対する共和党議員は、イランに間違ったメッセージを送ることになると主張。トランプ大統領も「米国の安全保障にとって、上院が(決議案を)可決しないことが非常に重要だ。イランについては非常にうまくいっている。弱みを見せる時期ではない」とツイッターに投稿した。

トランプ大統領は先月、イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官の殺害を指示。大統領が攻撃について議会に通知したのは同司令官の殺害後で、民主党議員や一部の共和党議員から批判が出ている。

民主党主導の下院も先月、同様の決議案を可決している。

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