米・タリバン、7日間の暴力削減で合意 米軍撤退の可能性

[ミュンヘン 14日 ロイター] – 米国とアフガニスタンの反政府勢力タリバンが1週間にわたり攻撃を縮小させることで合意したと、米政府高官が14日明らかにした。米部隊のアフガン撤退につながる可能性があるという。

米高官はミュンヘンで始まった安全保障会議で、7日間の暴力削減合意がまだ始まっていないと述べた。

この日、米国のポンペオ国務長官とエスパー国防長官がアフガンのガニ大統領と会談。前日にはトランプ大統領が、米部隊縮小についてタリバンと合意できるチャンスがあると述べていた。

11月の大統領選で再選を目指すトランプ氏にとては、米部隊の大規模撤退につながる今回の合意は政治的な後押しになる可能性がある。

匿名の米高官は今回の合意について、アフガン全土が対象で、同国政府軍にも適用されると明かした。

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