サノフィ、米保健省と新型肺炎ワクチン開発へ 1年以内の臨床目指す

[パリ 18日 ロイター] – 仏製薬大手サノフィ<SASY.PA>は18日、米保健福祉省の生物医学先端研究開発局(BARDA)と提携し、新型コロナウイルスのワクチン開発を目指すと発表した。1年以内に臨床試験の用意を整えたいとしている。

金銭面など提携の詳細は明らかにされていない。

サノフィのワクチン・グローバル主任、デービッド・ロウ氏は記者団に対し「半年以内に生体外実験用のワクチン候補が開発され、1年から1年半以内に臨床試験を開始できると予測する」と述べた。

ロウ氏によると、インフルエンザ用ワクチンで使われたDNA基盤が新型ウイルスのワクチン開発に用いられるという。

米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)<JNJ.N>はこの日、BARDAと協力し、抗ウイルス薬の開発を模索する計画を発表。J&Jは先週、新型ウイルスのワクチン開発でBARDAとの連携を発表している。

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