カナダ、20日にもクルーズ船から自国民退避へ=外相

[オタワ 18日 ロイター] – カナダのシャンパーニュ外相は18日、横浜港に検疫のため停泊し、新型コロナウイルスの集団感染が発生しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から、20日か21日に自国民を退避させる考えだと表明した。

同相によると、政府が手配したチャーター機は19日に日本に到着する見通し。同クルーズ船にはカナダ人251人が乗船しており、そのうち34人が新型ウイルスの陽性反応が出ている。

実際に退避ができるかどうかは、日本の当局の最終承認次第だと説明した。また、症状が出ている場合は日本にとどまるとした。

チャーター機で退避したカナダ人は帰国後、オンタリオ州にある訓練基地に移動し、14日間隔離される見通し。

厚生労働省の18日の発表によると、ダイアモンド・プリンセスでは新たに88人の感染が確認され、感染者の累計は542人となった。

同船からは米国人300人超が既に、米政府が派遣したチャーター機で退避しており、17日に帰国している。

カナダは、これまでにコロナウイルスの発生源とされる中国湖北省武漢市から400人近い自国民を退避させている。

関連記事
5月27日、世界保健機関(WHO)は年次世界保健総会(WHA)を開催する。アントニー・ブリンケン米国務長官は5月1日(水)、台湾にオブザーバーとして会議に参加するよう強く求めた。
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。
中国共産党(中共)がロシアに供給する半導体などのハイテク製品のサプライチェーンにおいて、香港が重要なリンクになっていることを示す証拠は大量にある。2022年2月24日、ロシアがウクライナへの本格的な軍事侵攻を開始して以来、香港で「ロシア」を社名に含む新規登録企業が急増した。
4月29日、テキサス大学オースティン校にテントを張っていた親パレスチナ派デモ参加者を、警察当局が逮捕し始めた。
米国とフィリピンが、南シナ海で初めて肩を並べて行った共同軍事演習の最中、4月30日に中共の海警船が、同海域でフィリピンの船舶に再度危険な干渉を行(おこな)った。中共は以前から、南シナ海でフィリピンの船舶に対して干渉を繰り返し、国際社会から批判を受けている。