大規模イベント開催の指針、早急に整理して厚労省が示す=官房長官

[東京 20日 ロイター] – 菅義偉官房長官は20日午前の会見で、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、大規模イベント開催の考え方を厚生労働省が早急に示すと明らかにした。専門家会議での議論を踏まえながら決める。

安倍晋三首相は昨日の専門家会議で、関係閣僚に対して国民に適切な情報提供を速やかに行うよう指示していた。

横浜港に停泊中のクルーズ船内での感染拡大について、乗員を介して広がったとの見方もあり、政府の対応に批判が出ているが、菅長官は「2月5日以来、感染防止行動を徹底し、乗客の健康確保に最大限配慮してきた。専門家も常駐しており発症は徐々に減少、現在はほぼ発症者はない」と反論した。 

そのうえで「昨日の専門家会議で、隔離は有効だったとの評価だった」と指摘。乗員の感染対策については「しっかり検査していた。熱のある乗員は入院措置を取り、そうでない人にも適切に対応した」と述べた。

また海外から日本政府の対応に批判が寄せられていることについて、「在外公館やホームページを通じて、丁寧に説明していく」考えを示した。

*見出しを修正して再送しました。

 

(中川泉 )

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