【紀元曙光】2020年2月27日

キャベツやネギなど、日常の食卓にのぼる国産野菜が、暖冬の影響もあって生育が良く、小売価格も平年に比べて安いそうだ。

▼全国平均値でキャベツは平年の半額ほど。調査したその他の品目も、同じく平年以下の値段という。農家のご苦労を忘れるべきではないが、都会の消費者としては素直に嬉しく思う。中共ウイルス新型コロナウイルス)の影響で、中国からの輸入野菜は減っている。

▼安いからいい、と思うべきではない。今わが国は、中共ウイルスの日本における感染拡大を食い止める正念場を迎えようとしている。そんな中で、国民の生活に身近な野菜の価格が安定していることを、プラス材料の一つとして、私たちは有難く受け止めよう

▼そこでつい、中国では、武漢では、という言い方をしてしまうのだが、先日来の大紀元の報道にもあるように、それらの都市では、さまざまな異常事態が起きている。自分の体が病気にならなくても、経済や社会が不健康になったら、人は別の意味で生きていけない。

▼ある日突然、50倍の値段になった野菜。比喩として言うが、一束100円のほうれん草が5000円になったら、普通の人はどう感じるか。長蛇の列に並んで買う以前に、人間の精神が異常なハウリングを起こして、それこそ奇声か悲鳴を上げるだろう。

▼25日、日本政府は「新型肺炎対策基本方針」を示した。これまで後手に回ってきたとして、政府への批判は厳しいものだったが、「被害を最小限に抑える上で、極めて重要な時期」という政府の方針は共有できた。いよいよ私たち日本国民が、その本領を発揮する時だ。

関連記事
人生の黄金期に入り、コストが低く快適な退職生活を送ることができる場所を選ぶことは非常に重要です。幸い、地球上にはアメリカよりも生活費が低い国が多くあり、その中の7カ国では、月に10~13万円前後の支出で楽しい退職生活を送ることができます。
多くの人が長生きして幸せになりたいと願っていることでしょう。これはどこの国の人にとっても共通の願いです。実は長 […]
アメリカのリーバイス(Levi’s)は、デニム生地とジーンズの製造で有名であり、その製品は世界中で販売されています。ジーンズをいつ洗うべきかという問題に対して、同社の最高経営責任者が自身の考えを表明しました。
古代中国では、二輪の戦車は戦場に欠かせない乗り物でした。紀元前2000年ごろの夏(か)の時代に現れ、歩兵や武器を戦場で移動するために使われました。
地域や王朝によって形の異なる太鼓が生まれ、それぞれ異なる場面で使用されました。