イラン、新型ウイルス死者19人 都市などの隔離計画なしと大統領

[ドバイ 26日 ロイター] – イランのロウハニ大統領は26日、新型コロナウイルス対処で、いかなる「都市や地域」も隔離する計画はないと表明した。国営テレビが報じた。

ロウハニ大統領はさらに、新型ウイルスを「敵の武器にしてはならない」とし、「米国が新型ウイルスによって恐怖をあおり、イランの社会活動を停止させることを許してはならない」と呼び掛けた。

イランではこの日、新型ウイルス感染による死者が19人に達し、感染者も139人に増えた。イラン国内の死者数は中国以外で最も多い。前日の発表では、死者が15人、感染者は95人だった。

一方、ナマキ保健相は、感染拡大防止に向け、イスラム教シーア派の聖地への巡礼制限や一部都市の金曜礼拝の中止などの措置を講じる計画があると述べた。しかし、一部の計画にはロウハニ大統領の承認が必要とした。

イラン当局は先週、国内で初の死者と感染者が出たと発表。その後、短期間で感染者が急増しており、インターネット上では政権が事実を隠蔽(いんぺい)しているなどと批判が出ている。

*内容を追加しました。

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