プラスチックの表面では2時間以上、米当局がウイルス生存力に注目

[27日 ロイター] – 米疾病対策センター(CDC)のロバート・レッドフィールド局長は27日、新型コロナウイルスが物質の表面でどの程度長く生存可能で、感染力を持つかをCDCが積極的に調査していると明らかにした。

局長は下院公聴会で政府のウイルス対応について説明。「銅と鉄の表面では2時間程度だが、段ボールやプラスチックなどほかの物質の表面ではより長時間となる。われわれはこの点を注視している」と述べた。

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で発生した大量感染について、空気よりも接触による感染が原因だった可能性があると指摘した。

また、新型ウイルスによる致死率は中国以外の地域でより低い可能性があるとし、「データはないが、少なくとも私は、現時点で中国以外での致死率は0.5%前後と推測している。しかし繰り返すが、この点を本当に明確にするにはさらにデータを(得て)検討する必要がある」と述べた。

世界保健機関(WHO)は、中国での致死率を2─4%と示唆している。

レッドフィールド局長は、季節性インフルエンザの致死率は0.1%程度としている。

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