新型ウイルス感染「大規模」に、大半の国へ拡大の可能性=WHO

[ジュネーブ 28日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)は28日、サハラ以南のアフリカで初の新型コロナウイルス感染が確認されたこと受け、流行が「大規模」になりつつあり、大半の国に拡大する恐れがあるとして一層の警戒を促した。

ナイジェリアの保健省は同日、国内初の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。リトアニア、エストニア、デンマーク、オランダでも初の感染が確認された。いずれもイタリアへの渡航歴がある。

WHOのリンドマイアー報道官は「新型ウイルスの流行は大規模になりつつある」とし、「世界の全ての国でないとしても、多くの国に拡大するというシナリオを注視している」と述べた。

WHOのデータによると、新型ウイルスの発生源とされる中国では約8万人が感染。死者は累計2791人に上り、感染者の約10%が重体という。中国外での感染は49カ国・地域で4351人に達し、死者は計67人となっている。

一部の患者が回復後、再び陽性反応を示しているケースについては、同報道官は「ウイルス残留が見逃されたのか、他の経路から再感染したのか、検査法や診断法を注意深く見極める必要がある」とし、「再発や再感染があり得るとは現段階で断言できない」と述べた。

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