SARSの時に大活躍した呼吸器専門医の鍾南山氏( GOH CHAI HIN/AFP via Getty Images)

中国の鐘南山氏、中共肺炎めぐる一連の発言で信頼失墜か「共産党の代弁者に過ぎない」

中共ウイルス(新型コロナウイルス)の発生で一躍、有名人になった中国の感染症権威、鍾南山氏。だが、新型ウイルスの感染について信憑性や科学的根拠に欠ける一連の発言で、中国国内から「中国共産党の代弁者に過ぎない」と批判が噴出している。

昨年末に中国当局が感染情報を隠蔽したため、中共肺炎(新型肺炎)が急速に広がり、中国全土や世界各国に蔓延した。この混乱を収拾するため、中国政府はすでに83歳の国家衛生健康委員会ハイレベル専門家グループの鍾南山グループ長を表舞台に押し上げた。 

1月20日、鍾氏は中国国営中央テレビの取材で「人から人への感染がある」と国民に発表した。最初の感染が確認された12月1日からすでに50日間が経っていた。

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