新型肺炎防止を最優先に、WHOが各国に要請 「日韓は政治争い回避を」

[ジュネーブ 6日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)は6日、世界の全ての国が新型コロナウイルス感染拡大の封じ込めを最優先課題とすべきと再表明した。

ロイターの集計によると、世界の新型コロナウイルス感染者数は同日、累計10万人を突破した。

テドロス事務局長は「新型ウイルスは地理的に拡大しており、懸念が深まっている」と述べた。その上で「グローバル化した世界において、各国の団結が唯一の選択肢だ」とし、封じ込めに向けた世界各国の協調を促した。

緊急事態プログラム責任者のマイク・ライアン氏は、日本と韓国が互いに入国制限策を打ち出したことを巡り、日韓両国は「政治的な争い」を展開するのではなく、人命救助に尽力すべきと訴えた。

韓国政府は同日、日本人に対する査証(ビザ)免除措置を9日から停止すると発表。発行済みビザの効力も停止する。新型ウイルス感染拡大防止に向けて日本政府が韓国などからの入国者抑制策を打ち出したことへの対抗措置とみられる。

感染が深刻なイランについては「政府を挙げた対応」にシフトとしているとし、同国の取り組みを評価。「問題の深さを把握することで、一段と積極的で的を絞った監視が可能となる。それが新型ウイルス阻止に向けた措置につながることを望んでいる」と述べた。

イラン保健当局によると、新型コロナウイルス感染の死者は過去24時間で17人増え、計124人になった。感染者数も前日から1000人超増加し、4747人に達した。

また、夏が到来すれば、感染ペースが衰えるかとの質問に対しては、「異なる気候状況によって新型ウイルスがどのような行動や反応をするのか明らかになっていない。現状と同様の感染力が継続すると推測する必要がある」と回答。「インフルエンザのように夏が来れば新型ウイルスが消失するの考えは間違った期待だ」とくぎを刺した。

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