EU、米国と近く「小規模な」通商合意望む=ホーガン欧州委員

[ダブリン 6日 ロイター] – 欧州連合(EU)のホーガン欧州委員(通商担当)は6日、米国との通商交渉について、数週間以内に「小規模な」合意が得られることを望んでいると述べた。ただ、農産品など交渉が難航する分野は残っているとの認識を示した。

ホーガン委員は16─17日のワシントン訪問を前に記者団に対し、「数週間以内に『小規模な』合意、もしくは少なくとも何らかの理解が得られることを望んでいる」とし、「小規模な合意に向け小さく前進している」と述べた。

その上で「双方に勢いはある」とし、交渉の焦点はハイテクやエネルギー部門などで、農産品を巡る貿易障壁の撤廃に関する何らかの動きがある可能性もあると述べた。

ホーガン氏はワシントン訪問中に世界貿易機関(WTO)改革について講演を行う。ただ現時点ではライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と会談する予定はない。

ホーガン氏はその後、日本、オーストラリア、ブラジルなどのWTO加盟国を含む「オタワ・グループ」の会合に出席するために5月18日にカナダを訪問する。

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