サウジ当局、前皇太子ら王族有力メンバー拘束=関係筋

[ドバイ 7日 ロイター] – サウジアラビア当局は、王族の有力メンバー2人の身柄を拘束した。事情を知る2人が明らかにした。

拘束されたのは、サルマン国王の弟のアハマド・ビン・アブドルアジズ王子とムハンマド・ビン・ナエフ前皇太子。関係筋の一人は、2人は6日に拘束されたと述べた。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は7日これより先に、2人の拘束はクーデター計画に関連していると伝えた。ロイターは拘束理由を確認できていない。

サウジ当局者のコメントは得られていない。サウジ政府の広報当局に取材を申し入れたが、返答はない。

サウジの事実上の支配者であるムハンマド皇太子については、王族メンバーらを拘束するなどして権力掌握を進めることに王族内から反発の声も上がっている。また2018年の記者殺害や昨年の石油施設攻撃を受け、国のリーダーとしての資質を疑問視する意見も一部からでているという。

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