米ゲイツ財団などが新型コロナ治療開発に1.25億ドル寄付表明

[シカゴ 10日 ロイター] – ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団と2つの大型財団が10日、急速に拡大している新型コロナウイルスの治療法開発を加速させるプロジェクトに、最大1億2500万ドルを寄付すると表明した。

このプロジェクトは、新型コロナ感染者の治療にすぐ使用できる新薬または転用できる薬品の開発を目的としており、将来的に他のウイルスへの適用も視野に入れている。また、貧困国で提供でき、かつ個人で支払い可能な治療の実現を目指している。

今回は、ゲイツ財団と、医療慈善団体ウェルカム・トラストがそれぞれ最大5000万ドル、マスターカード・インパクト財団が最大2500万ドルを寄付するという。

ゲイツ財団は先月に新型コロナ関連で1億ドルの寄付を表明しており、今回の拠出はその一部という。

ゲイツ財団のマーク・サズマン最高経営責任者(CEO)は、「COVID-19のようなウイルスは、拡大は速いのにワクチンや治療の開発の進展は緩慢。世界をこうしたウイルスから救いたければ、研究開発(R&D)を加速させる方法を見つける必要がある」と指摘。それには「政府や民間企業、慈善団体が迅速に行動してR&Dに資金提供していかなければならない」と語った。

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