バッタ被害のケニアなどに8億円援助=官房長官

[東京 10日 ロイター] – 菅義偉官房長官は10日午後の会見で、サバクトビバッタの被害が甚大となり、食料危機に直面しているケニア、ソマリア、ジブチに対し、8億2500万円(750万ドル)の緊急無償資金協力を行うと述べた。

この資金によって、世界食糧計画(WFP)を通じ、食料配布する。

また、サバクトビバッタが南西アジアにも飛来し、一部で日本企業のサプライチェーンに影響が出かねないとの懸念があることに対し、菅官房長官は「政府として事態の推移を注視したい」と語った。

(田巻一彦)

3月10日、菅義偉官房長官は午後の会見で、サバクトビバッタの被害が甚大となり、食料危機に直面しているケニア、ソマリア、ジブチに対し、8億2500万円(750万ドル)の緊急無償資金協力を行うと述べた。写真はケニアで2月撮影(2020年 ロイター/Baz Ratner)
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