北朝鮮の金正恩氏、砲撃訓練を再び視察=KCNA

[ソウル 13日 ロイター] – 北朝鮮の朝鮮中央通信社(KCNA)は13日、金正恩朝鮮労働党委員長が12日に軍の砲撃対抗競技などの訓練を指導したと伝えた。同国を巡り新型コロナウイルス感染への懸念があるなか、9日の砲撃訓練視察に続き、金氏が公の場に姿を現したのは今週2回目となった。

北朝鮮は新型コロナが流行する中国および韓国と国境を接しているが、これまでのところ感染者を確認していない。ただ、国境の検問を強化し、出身国で感染が確認された外国人には30日間の隔離を義務付けている。

KCNAが報じた写真では、金氏はマスクを着用せずに砲撃訓練を視察。随行する側近らは全員、同一のものとみられる黒色のマスクを着けている。

これとは別にKCNAは、北朝鮮が感染防止策を強化していると伝えた。「全ての労働者は世界的な新型コロナ感染拡大や予防・治療政策について理解を高めるための運動を強化し、北朝鮮で流行が見られないことを理由に警戒を緩める人がいないように努めている」とした。

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