スペイン、医療従事者の新型コロナ感染高水準 全体の10%超

[マドリード 23日 ロイター] – スペインの保健当局は23日、国内で4000人近い医療従事者が新型コロナウイルスに感染していると明らかにした。これは確認された感染者数の10分の1を超える高い水準。同国の感染者数は欧州で2番目に多い。

スペインなど新型ウイルスの被害が大きい国は、看護師や医者、その他の医療従事者の安全装備が不足している。当局や企業は安全装備を製造・購入・配布することに注力している。

保健緊急警報調整局のシモン局長は記者会見で「3910人の医療従事者が感染している」と発表。国全体の感染者数は22日の2万8572人から23日の3万3089人に増加しており、医療従事者が全体の12%近くを占めることになる。

スペインは迅速な検査を実施し始めており、医療従事者と老人ホームの従業員が優先されている。

保健当局によると新型ウイルスによる死者数は2182人と、一晩で462人増えた。シモン氏によると、死者の87%が70歳以上だという。

政府は23日、スペインのカルボ副首相が22日に呼吸器感染で入院し、検査結果待ちだと明らかにした。

その他2人の大臣のほか、サンチェス首相の妻には陽性反応が出ている。

スペイン議会は25日に、非常事態の期間を4月11日まで延長することを承認する見込み。シモン氏は、仕事に行くためや食品・医薬品購入以外の理由で外出することを禁止するルールを尊重するべき時期だと主張。「今週はピークを付けると言われている。ピークを付けるということは、問題を制御しているということではない。後退しないように一段と努力しないといけない時期だ」と述べた。

スーパーのコルテ・イングレスは、医療従事者への買い物支援策として自宅への無料配達を行うと明らかにした。

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