パンデミック対策、貧困国向けに20億ドル必要=国連事務総長

[国連 23日 ロイター] – 国連のグテレス事務総長は23日、新型コロナウイルスと戦う貧困国の支援に20億ドル必要だと表明したほか、パンデミック(世界的な大流行)による社会・経済的な影響に対処するには大規模かつ協調的な対策が必要になると警告した。

事務総長はオンラインで開いた記者会見で「対策のパッケージで家計を破綻させず、企業を破綻させず、社会を成り立たせ続ける必要がある」と説明。先進国からの多大な援助、国際通貨基金(IMF)の取り組み、中央銀行間のスワップ、新たなファシリティーの創設を通じて「(支援の)環境を整えることが必要になる」と述べた。

その上で、「さらに強力な協調が必要だ」と指摘。20カ国・地域(G20)に書簡を送ったことを明らかにし、週内に開かれるG20のオンライン会合に参加するとした。

また、世界が新型コロナパンデミックとの戦いに集中できるよう、世界的な停戦も呼び掛けた。

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