米国防総省、新型コロナ長期化を予想 終息「7月にずれ込む恐れ」

[ワシントン 24日 ロイター] – 米国のエスパー国防長官と米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は24日、米国における新型コロナウイルスの感染拡大が長期化する恐れがあるとの見解を示した。

エスパー長官はインターネットを介して開かれたタウンホール会合で、感染拡大はどの程度継続するかとの質問に対し、「少なくとも数カ月にわたる計画が必要になる」と指摘。在宅勤務は「数カ月にわたり続く可能性がある」と述べた。ただ「最終的には封じ込めは可能」との見方を示した。

同じ会合でミリー議長は、他の国のモデルが米国に適用できるか分からないため、感染拡大が米国でどの程度継続するかは明らかではないとしながらも、「適用できる場合、5月下旬もしくは6月辺りまでをみておく必要がある。7月までずれ込む恐れもある」と述べた。

米国の新型ウイルス感染による死者数は550人超、感染者数は4万3800人超。ムニューシン財務長官は週末の間、現在実施されている外出禁止などの措置が6月初旬まで継続される可能性があるとの見方を示している。

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