東京都が外出自粛を要請 外務省も全世界対象に渡航自粛

[東京 25日 ロイター] – 東京都の小池百合子知事は25日夜、都庁で会見を行い、今週末は不要不急の外出を自粛するよう都民に要請、現在は新型コロナウイルスの「感染爆発(オーバーシュート)の重大局面」だと述べた。

また外務省も、全世界を対象に危険度をレベル2に引き上げ、不要不急の渡航自粛を要請した。

都知事は会見で「平日はできるだけ仕事は自宅で行い、夜間の外出は控えてほしい。週末は急ぎでない外出は控えていただくようお願いする」と述べた。

また、現在の状況について都知事は「感染爆発の懸念がさらに高まっている、まさに重大な局面」だと述べた。

都知事によると、東京都ではこの日、新型コロナの感染者が新たに41人確認された。このうち、11人は台東区の永寿総合病院の関係者で、その他が30人だった。このうち5人は渡航歴のある人だった。また、感染経路が不明な人は10人以上だった。

永寿総合病院では、前日に患者1人と看護婦3人の感染が確認されていた。

1日で41人の感染が確認されたのは過去最多で、23日の16人、24日の17人からさらに拡大した。

小池知事は23日の会見で、ロックダウン(都市の封鎖)など強力な措置を取らざるを得ない状況が出てくる可能性に言及していた。

 

(宮崎亜巳)

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