イラン、新型コロナ感染第2波を懸念 新年の旅行や集まり禁止

[ドバイ 25日 ロイター] – イラン政府報道官は25日、新型コロナウイルス感染拡大の第2波を警戒し、新年祝祭期間中の国内旅行や集まりを禁止すると発表した。

イランでは20日に新年の休暇が始まったが、自宅にとどまるよう呼び掛ける政府の助言に従わず、国内旅行に出る人が後をたたないという。

保健当局によると、過去24時間で新型コロナ感染症による死者は143人増え、累計2077人となった。感染者はこれまでに2万7000人を超え、中東諸国では最悪の状況となっている。

ロウハニ大統領は国営テレビで演説し、「新たな措置は厳格で、旅行を制限し、すでに旅行中の人々を早期に帰宅させる」と表明した。

同措置は4月4日まで15日施行され、違反者には法的措置が取られるという。

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