米デトロイト市長、ウイルス感染の急拡大に警戒感

[デトロイト 26日 ロイター] – 米ミシガン州デトロイトのマイク・ダガン市長は26日、市内で新型コロナウイルスの感染が急速に拡大しているとし、ミシガン州が全米で、ウイルスまん延で最も深刻な州のひとつになる恐れがあると警戒感を示した。

デトロイト市保健当局によると、ほんの2週間ほど前に市内の感染者はゼロだったが、26日正午時点では868人に膨れ上がり、死者は15人を記録した。

ロイター試算では、ミシガン州全体で感染者は2856人、死者は60人。ニューヨーク州の感染者(3万7000人超)と死者(385人)は下回っているが、ニュージャージー州とカリフォルニア州に近い状況となっている。

ダガン市長は、ウイルス検査を拡大していることも要因だが、感染者の急拡大は大きな懸念事項だとし、このままのペースで感染が広がれば、感染者数は間もなくカリフォルニア州を追い抜き、全米で最も感染者が多い州のひとつになると指摘した。

そのうえで「ニューヨークのように急速に感染が広がった場合を想定して準備を進めている」とし、現在、患者を受け入れるための体制を整えていると説明した。

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