GettyImages

人間を4つのタイプに分類した司馬光

北宋の政治家で、歴史家でもある司馬光(1019 – 1086)は、紀元前403年から紀元969年までの歴史を編年体でつづった『資治通鑑(しじつがん)』を編集した人物。この歴史書は、実際に政治をする上で参考にすべき書として、後代の王朝では大変重宝され、司馬光も、偉業を成し遂げた学者として尊敬されている。

司馬光は、人間を4つのタイプに分類した。万事怠りなく機敏で徳と才能に恵まれた人、馬鹿で才能も徳もない人、高貴で徳は高いが才能はない人、卑しい性格で徳もないが才能には恵まれた人。

彼が官僚を人選するとき、まず選ぶのは「万事怠りなく機敏な者」のグループからだった。2番目に選ぶのは、「高貴な人」のグループで、もしその両方から最適な人物が見つからなければ、「卑しい性格の人」のグループから選ぶより、「馬鹿な人」のグループから選ぶと言った。なぜならば、才能があって徳を欠く人物は、才能がない人物より危険だからだ。

▶ 続きを読む
関連記事
数百年を生きるグリーンランドサメの目は、200歳を超えても衰えていなかった? 最新研究で判明した、老化しない網膜と強力なDNA修復機構の驚くべき実態とは。人間の視力低下を防ぎ、加齢に伴う眼病治療の未来を変える潜在能力に迫ります
良い人生とは何か。快楽、意味、徳という古代哲学の問いを、炎症や寿命、細胞の反応から見つめ直します
非利き手で歯磨きや文字書きをすると、脳はいつもより働きます。集中力と神経可塑性を高める小さな習慣を紹介します
茶道に息づく「一期一会」の精神を、日常の何気ない所作や東洋思想の「仁」と結びつけて紐解くエッセイ。二度と戻らない「いま、目の前の瞬間」に全身全霊で向き合うことの尊さを静かに問いかけます
食事抜き、睡眠不足、トイレの我慢。忙しい人が見逃しがちな過労のサインと、体を守るセルフケアを紹介します