ベトナム首相、都市封鎖に備えるよう要請 新型コロナ対策

[ハノイ 30日 ロイター] – ベトナムのフック首相は30日、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めをかけるため、国内の主要都市に対し、都市封鎖に備えるよう要請した。同国では、200人近い感染者が確認されている。

フック首相は声明で「ハノイとホーチミン市は新型コロナ対策を見直し、更新し、都市封鎖のシナリオに備えなければならない」と表明。「ベトナムは感染拡大のピークの時期を迎えている。主要都市は時間を有効に使って、明確な対策の実施を加速しなければならない」と呼びかけた。

ベトナムは海外からの航空機の乗り入れを停止しているほか、国内便も減便している。少なくとも4月15日まで集会を禁止し、必要不可欠ではないサービスも閉鎖されている。

保健省によると、同国ではこれまでに194人の感染が確認されているが、死亡者はいない。同国は感染者を1000人以下に抑える目標を掲げ、現在7万5000人以上を隔離している。

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