トランプ米大統領、人工呼吸器生産巡りGM批判から称賛に一転

[ワシントン 29日 ロイター] – 新型コロナウイルスの感染拡大で不足が深刻化している人工呼吸器の生産を巡り、自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>を強く批判していたトランプ米大統領は29日、同社を評価する姿勢に一転した。

トランプ大統領は27日、「国防生産法」に基づく権限を行使し、GMに対し人工呼吸器の生産を命じた。GMはそれに先立ち、早急に人工呼吸器を生産すると発表していたが、トランプ大統領は「GMは時間を無駄にしている」などと批判していた。

しかしトランプ氏は、29日にはこうした姿勢を一転し、「GMはすばらしい仕事をしている。何も心配はいらない」と称賛。「(GMは)非常に懸命に取り組んでいるようだ。非常に良い報告を受けている」と語った。

GMは29日、インディアナ州の工場で人工呼吸器の生産に向けて取り組む様子を撮影した画像を公表した。

GMの製造責任者、ジェラルド・ジョンソン氏はロイターに対し、夏までに1カ月当たり1万台の生産を目指すと述べた。

GMは今週、ミシガン州の工場でマスクの生産も開始する予定で、4月半ばまでに1日5万枚を生産する見通しだ。

関連記事
4月29日、最高裁は億万長者の起業家、イーロン・マスク氏の米証券取引委員会(SEC)との合意に対する異議申し立てを却下した。この合意は、法的監視機関がマスク氏のソーシャルメディアへの投稿を審査することを需めるものだ。
カナダの中国系教授が、中共が推進する先端技術と知的財産の窃取を目的とする「千人計画」に関わっており、これがカナダの国家安全にとって脅威になっている。
とんでもないおふざけと残酷なディストピアを力づくで押し付けようとする単一の方針が、これほど急速に地球全体を支配したことはない。2020年、コロナウイルスを封じ込めようとする無益な試みによって、これは起こった。
5月27日、世界保健機関(WHO)は年次世界保健総会(WHA)を開催する。アントニー・ブリンケン米国務長官は5月1日(水)、台湾にオブザーバーとして会議に参加するよう強く求めた。
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。