インド、新型コロナによる封鎖措置の延長予定せず

[ニューデリー/ベンガルール 30日 ロイター] – インド政府は30日、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として実施した21日間の国内封鎖措置を延長する予定はないと述べた。

モディ首相は、感染拡大を阻止する唯一の手段として、4月15日まで国民の外出を制限すると表明。この結果、多くの人が職を失い、食料調達に支障をきたす事態となっている。

内閣官房のラジブ・ガウバ氏は、ロイターの提携通信社ANIに対し、封鎖措置が延長されるとの一部観測報道を否定し、延長の計画はないと述べた。

政府の30日の発表によると、これまでに1071人の感染が確認され、うち29人が死亡した。米国やイタリア、中国に比べると感染症例は少ないが、当局は数週間後に爆発的に増加し、脆弱な公衆衛生制度で対処できなくなる恐れもあると懸念している。

隣国ネパールは封鎖措置を31日から1週間延長すると発表した。

封鎖措置が発令された後も、ニューデリーやムンバイといった大都市では日雇い労働者が家族とともに徒歩で故郷を目指す動きがみられる。

政府は29日、各州の当局に出稼ぎ労働者の移動を阻止し、封鎖中に食料や水を提供するシェルターを設置するよう指示した。

同国の疾病対策センターのシン・センター長は「状況は変化しており、出稼ぎ労働者の移動といった新たな課題が日々でてきている」と述べた。

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