政府、30年度の温室効果ガス削減目標据え置き

[東京 30日 ロイター] – 政府は30日、地球温暖化対策推進本部を開き、国連に提出する温室効果ガス排出削減目標を決めた。2030年度に13年度比26%削減するという目標は据え置き「確実に達成」するとともに「さらなる野心的な削減努力を反映した意欲的な数値を目指す」とした。また、実質ゼロとする長期目標については「50年にできるだけ近い時期」とした。

小泉進次郎環境相は会見で「制約がある中で最善なものになった」と述べた。

2030年度に26%削減というのは、2015年に提出した約束草案で示した水準。今回は、それに上乗せすることはできなかったが「その水準にとどまることなく、中長期の両面でさらなる削減努力を追求する」とした。

11月には、第26回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP26)が開かれる。COP26では、削減目標引き上げが重要なテーマとなる見通しで、日本も、それまでにどの程度積み上げることができるかが焦点となる。

 

(清水律子)

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