韓国側の通貨スワップ再開の意向、直接聞いてない=麻生財務相

[東京 31日 ロイター] – 麻生太郎財務相は31日午前、参院財政金融委員会で、韓国側からの日韓通貨スワップ協定再開の意向について「いまのところ、うわさには聞いているが、財務省として直接聞いたことはない」と述べた。

音喜多駿委員(維新)の質問に答えた。

麻生財務相は、日韓通貨スワップ協定を巡るこれまでの韓国側の対応について、あらためて問題があったとの認識も示した。

韓国では、丁世均(チョン・セギュン)首相が27日、協定の再締結は貿易や金融安定の強化に資するとして望ましいとの認識を示した。

丁首相は記者団に「日本との通貨スワップは以前(失効するまで)長きにわたってあり、為替市場に多大な貢献をした。したがって(日本との)通貨スワップの締結は正しいといえる」と述べていた。

日韓通貨スワップ協定は2015年2月に終了した。その際、日韓当局は、必要が生じた場合には適切に協力することで合意している。

*内容を追加しました。

 

(内田慎一)

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