伊の新型コロナ死者1.3万人、増加ペース鈍化 外出制限は延長

[ローマ 1日 ロイター] – イタリア保健当局は1日、新型コロナウイルス感染症による死者が過去24時間で727人増え、1万3155人に達したと発表した。死者数は前日の837人から減少し、過去6日で最小となった。

一方、新規感染者数は4782人増加し、累計での感染者は11万0574人となった。増加ペースは前日から加速した。

集中治療室で治療を受けている患者は4035人と、前日の4023人から増加した。

回復した患者数も増え、1万6847人となった。

新型コロナ流行が深刻な北部ロンバルディア州ではこのところ新規感染者の増加ペースが鈍化していたものの、この日は加速し、前日から50%増加した。

コンテ首相は、感染拡大防止に向けて3月9日から施行されている外出制限を13日まで延長すると発表した。同措置は専門家の承認に基づき緩和されるとしつつも、明確な時期は示さなかった。

また、政府の発表する統計には来院せずに自宅や高齢者施設で亡くなった患者数は含まれていないことから、イタリアでの実際の死者数が公式発表の数字を大幅に上回る可能性があると指摘が報告された。

*内容を追加しました。

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