伊、新型コロナ死者の増加ペース鈍化 第2段階の対策検討

[ミラノ 5日 ロイター] – イタリア当局は5日、新型コロナウイルス感染症による死者が525人増え、1万5887人に達したと発表した。死者の増加数は3月19日以降で最低だった。

集中治療室で治療を受けている患者も2日連続で減少した。感染者数は4316人増の12万8948人。増加ペースは過去5日間で最低だった。

イタリア国立衛生研究所のシルビオ・ブルサフェッロ所長は「流行曲線は横ばい状態に達し、下がり始めている」とし「この状態が確認できれば、第2段階の対策について検討を始め、感染拡大ペースを抑制する必要がある」と述べた。

スペランツァ保健相は国内紙ラ・レプブリカに「今後数カ月、厳しい状況が続く。(少なくともワクチンが開発されるまでは)ウイルスと共存できる環境を整えることが課題だ」と述べた。

イタリアでは少なくとも今月13日まで外出や経済活動が制限されているが、こうした措置は延長されるとみられている。同相は現時点で解除時期はわからないと述べた。

同相は、封鎖措置を緩和するが完全な正常化には至らない「第2段階」の緊急措置の概要をまとめたことを明らかにした。社会的距離の確保を維持し、マスクなどの利用を呼び掛ける。地域の医療体制を強化し、治療の迅速化・効率化を目指す。

スマートフォンのアプリなどデジタル技術の利用も含め、接触者の追跡や検査を続けるほか、新型コロナ専門病院のネットワークも構築する方針だ。

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