イタリア首相、厳しい行動制限継続の必要訴え コロナ死者は減少

[ローマ 8日 ロイター] – イタリアのコンテ首相は8日、財界から経済活動の再開を要望する声も上がる中、新型コロナウイルスの猛威は衰えておらず、厳しい行動制限の継続が必要と訴え、理解を求めた。

首相は独ビルト紙に対し「専門家らの意見によると、制限措置の緩和は全く無理ということだ」とした上で、「制限措置の継続が必要だ」と指摘。また、制限措置がしっかりと守られればコロナ感染に関する統計は必ず改善すると強調した。

イタリア当局は8日、新型コロナ感染による死者が542人増え、前日の604人から減少したと発表した。ただ、新たな感染者は3836人で、前日の3039人から増加した。

これまでの死者数は計1万7669人で世界最多。感染者数は13万9422人で、米国、スペインに次いで世界で3番目となっている。

集中治療室の患者数は前日から約100人減の3693人で、5日連続で減少。全国的なロックダウン(都市封鎖)が奏功している兆しを示した。

*内容を追加しました。

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