新型コロナ巡り中国の責任問うにはまだ早い=米国務長官

[ワシントン 8日 ロイター] – ポンペオ米国務長官は8日、新型コロナウイルスの感染の実態に関する中国政府の報告が遅いとする米当局者の指摘について、中国にその責任を問うのは時期尚早との考えを示した。

長官は、トランプ大統領とともに臨んだホワイトハウスでの会見で、米政府は新型コロナ感染拡大による世界各地の制限措置で行き場を失った米国人5万人をすでに帰国させ、まだ数千人の米国人が帰国を待っていると説明。

中国の責任について問われると、「いまは責任追及のときではない。問題を明確化を図るときだ」と答えた。

中国は新型コロナ感染による死者が3000人程度と発表しているが、トランプ大統領と米当局者は他の国での死者数がより多いことから、中国が発表した死者数を疑問視している。

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