3月14日、湖北省武漢を離れる南アフリカ人(GettyImages)

広州で露骨なアフリカ人差別 中国関係に亀裂も

中国当局は湖北省武漢市で感染が拡大した中共ウイルス(新型コロナウイルス)に対応するため、外国人の入国・国境管理を強化している。 最近、広州当局がアフリカ系住民に対して人種差別的な対応をしていたとして、アフリカ諸国の政府などが問題視している。

10年以上中国に住んでいるという東アフリカ・ブルンジ出身のティエリー・ンダイゲンゲスレ(Thierry Ndayigengesere )さんは米ボイス・オブ・アメリカ(VOA)に対して、広東省当局がアフリカ人に検疫検査を強要したと語った。

「警察が来て、14日間隔離すると言った。 外国への渡航歴はなく、アフリカ人という理由だけで隔離され検査を受けなければならない。中国政府がなぜアフリカ人に対してそのような態度をとるのかを知りたい」。強制的に隔離しても、当局は水や食料を提供しない場合もあるという。

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