米国務長官「核軍縮交渉に中国含めるべき」、ロ外相と電話会談

[ワシントン 17日 ロイター] – ポンペオ米国務長官は17日、ロシアのラブロフ外相と電話会談し、今後の核軍縮交渉は中国を含む3カ国の軍縮協定というトランプ大統領の構想に基づくものでなければならないと伝えた。米国務省のオルタガス報道官が発表した。

報道官によると、ポンペオ長官とラブロフ外相は「COVID─19(新型コロナウイルス感染症)のパンデミック(世界的流行)を踏まえた二国間の戦略安全保障対話の次の段階」について協議した。

一方、ロシア外務省によると、ラブロフ外相は「2021年2月が期限となっている新戦略兵器削減条約(新START)の延長というロシア側の提案を繰り返した」という。

ロシア外務省は「核兵器を巡る新たな協定に取り組む用意があることを強調した」が、新協定に向けた準備が進められている間は新STARTの順守が重要との見方を示した。

中国側はこれまで新協定に向けた交渉を拒否している。

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