ハルビン市道外区の抗体検査報告を入手、感染者数は公表の200倍か

中国当局の公表や市民への取材では、中国東北部の黒龍江省で中共ウイルス(新型コロナウイルス)の感染者が急増していることが明らかになった。大紀元がこのほど入手した情報では、同省ハルビン市で感染が確認された患者数は、実際の公表より200倍以上の可能性がある。

大紀元はこのほど、4月10日、ハルビン市道外区の「血清抗体特異性検査の陽性患者状況統計表」を取得した。この日、同区疾病管理センターは、34人の血清抗体検査結果が陽性となったことを市政府に報告した。このうち、30人のIgM抗体が陽性(弱陽性を含む)で、IgG抗体が陰性となった。4人のIgG抗体が陽性で(弱陽性を含む)で、IgM抗体が陰性だった。

一般的に、IgM抗体は感染の初期に体内で産生される抗体に対して、IgG抗体はIgM抗体より遅れて出現し、感染から数日経って産生される。このため、道外区疾病管理センターが報告した34人の感染者の中で、少なくとも30人が直近に感染し症状が現れた者で、残りの4人がすでに感染が確定された、あるいは既往の感染者であると推測できる。

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