スペイン、新型コロナ死者計2.2万人強に 増加ペースは安定化

[マドリード 23日 ロイター] – スペイン保健当局は23日、新型コロナウイルス感染症による死者が過去24時間で440人に増加し、累計2万2157人に達したと発表した。しかし、増加ペースは約2%にとどまり、安定化の兆しが改めて示された。

感染者数は累計21万3024人。

死者数が世界で3番目に多く、感染者数も2番目に多いスペインでは感染拡大防止に向けた厳格な措置が維持されてきたが、政府は先週から一部の経済活動の再開を暫定的に認めている。

14歳以下の子供は過去5週間外出が全面的に禁止されていたが、批判が高まる中、保護者同伴の散歩が許されることになった。

しかし、ホテルやレストランなどの営業停止は続いており、3月の外国人旅行客によるホテル宿泊は66%急減した。観光業が国内総生産(GDP)の12%を占めるスペイン経済への打撃は不可避とみられる。

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