Pixabay

複数言語を話す人は認知症になりにくい

カナダの科学者の研究によると、2種類以上の言語を話せる人は、認知症の発症年齢が遅いことがわかった。

 この研究は、トロントにあるヨーク大学の研究者によって行なわれた。研究者は、184人の認知症患者を対象に、単一言語使用者91人と複数言語使用者93人を二つの組に分けて、その認知症の発症年齢を調査した結果、複数言語使用者の発症年齢は、単一言語使用者の発症年齢より平均4年遅いことが分かった。多言語の種類は、ポーランド語、ユダヤ語、イタリア語、ドイツ語、ルーマニア語とハンガリー語などの25種類の言語を含んでいる。

 研究の結果では、単一言語使用者の発症年齢が平均71.4歳に対して、複数言語使用者の発症年齢は平均75.5歳であった。

関連記事
築200年の荒れ果てた家を購入し、5年かけて新しい命を吹き込んだ米国イリノイ州の夫婦は「それだけの価値があった […]
現代社会は、ストレスや様々な疾患に直面しており、多くの人々が健康への不安を抱えている状況にあります。しかし、私たちの身近な食材には、そんな不安を和らげる力を持つ意外なヒーローが存在します。それが「キャベツ」です。
SARS-CoV-2(新型コロナのウイルス名)のスパイクタンパク質が抗がん作用を妨げ、がんを促進する可能性があることが、最近発表されたブラウン大学による細胞研究のプレプリント(査読前原稿)で明らかになった。
台湾で最も歴史のある台南は、閩南(びんなん、福建省南部)系の古い建物や、和洋折衷の歴史建築などが多く残っていて […]
端午の節句に風に揺れる五色の鯉のぼりは、日本の風物詩の一つですが、その起源は古代中国の神話「鯉が龍門を飛ぶ(鯉の滝登り)」に由来します。この節句はもともと男の子の成長を祝う日とした伝統行事です。