英国の新型コロナ追跡アプリ、南部ワイト島で試験運用

[ロンドン 4日 ロイター] – 英政府は5日からイングランド南部ワイト島で独自の新型コロナウイルス追跡アプリのテストを開始する。この技術と検査数増により感染者を追跡、感染拡大を抑えたい考えだ。

他の欧州諸国とは異なり、プライバシー保護を目的としてデバイス上のみでデータ処理するのではなく、中央に集約する方式だ。ただハンコック保健相は4日、アプリ開発における最優先事項はプライバシーや安全性だと強調した。

ワイト島の人口は14万人で、島民全員が7日からアプリをダウンロード可能となる。医療従事者らは5日からアクセスできる。

新型コロナ感染の発症者や陽性となった人は誰でも、アプリ上で詳細を入力し、追跡を始められる。 保健相は4日の記者会見で「アプリをダウンロードすることで、自分だけでなく、大切な人やコミュニティーの健康を守ることになる」と話した。

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