NZ、台湾のWHO参加を支持 新型コロナ早期封じ込めを評価

[ウェリントン 8日 ロイター] – ニュージーランドのロバートソン財務相は8日、台湾の世界保健機関(WHO)参加を支持する考えを示した。台湾が早期に新型コロナウイルス感染を封じ込めたことで、WHOに対し多大な貢献が期待できるとした。台湾は中国の反対でWHOに加盟できていない。

同相は会見で、台湾がWHOにオブザーバーとして参加することを支持するかを問われ、新型ウイルス封じ込めに向け台湾が取った措置が功を奏したこと、台湾の専門家の助言で多くの国が恩恵を受けたことを指摘。「台湾はかつてWHOにオブザーバーとして参加していた。新型ウイルス危機の後処理にあたり、台湾が再び参加する理由はあると思う」と答えた。

対中関係が良好だった2009─16年、台湾は世界保健総会(WHOの最高意思決定機関)にオブザーバー参加していた。しかし16年、中国が独立主義者と見なす蔡英文総統が就任すると、中国は台湾をWHOから実質的に締め出した。

ピーターズ外相も今週初め、国内メディアに対し、台湾のWHO加盟を支持すると発言している。

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