南米パラグアイ上院、台湾との国交断絶を否決=米誌
台湾の国交樹立国である南米のパラグアイ上院は4月中旬、台湾との国交断絶について投票が行われた。反対が賛成を大幅に上回り、否決された。
米誌「アメリカ・クォータリー」(Americas Quarterly)5月7日付によると、パラグアイの野党左派連盟、グアス前線(Frente Guazú)の上院議員7人は3月末、パラグアイ政府に対して、台湾との外交関係を断ち、中国本土との国交樹立を求める議案を提出した。議員らは、中国本土との外交強化で、中共肺炎(新型コロナウイルス感染症)をめぐって、中国当局から多くの医療物資を獲得できるなどと主張した。
上院(定数45人)は4月17日、臨時本議会を行い、投票を実施した。出席した41名の議員は、反対が25票、賛成が16票で、議案を否決した。
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