ロシア、封鎖措置を段階緩和へ 12日から地域状況に合わせ

[モスクワ 11日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は11日、新型コロナウイルス流行を受けたロックダウン(都市封鎖)を段階的に解除すると発表した。ただ、国内感染者は依然増加しており、イタリアを抜いて世界3番目になった。

ロイター集計によると、11日までの累計感染者は22万1344人。過去24時間で1万1656人増え、1日当たりの増加数としてはこれまでで最多を記録した。

プーチン氏はテレビ演説で、12日から封鎖措置の緩和を始めると表明。規制解除は段階的に行われ、地域の状況に沿って手法を調整する必要があるとした。例えば、モスクワでは5月末まで封鎖を維持する。

建設業や農業など特定セクターでは事業再開を認める一方、大規模集会を引き続き禁止するほか、65歳以上の国民には外出を控えるよう求められる。

このほか、企業や子持ち世帯向けの新たな支援策も発表した。ロシアでは失業者数が140万人に倍増している。

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