新型コロナ死者数、世界で30万人突破=ロイター集計

[シカゴ/シドニー 15日 ロイター] – ロイターの集計によると、14日時点の世界の新型コロナウイルス感染者は450万人に迫り、死者数は30万人を超えた。死者の4分の1以上を米国が占めている。

英国とイタリアの死者はそれぞれ全体の10─11%、フランスとスペインは各9%となる。

最も深刻な感染症の1つであるマラリアで死亡する人は年間推定40万人とされているが、新型コロナではわずか4カ月の間にこの約4分の3に相当する人が死亡したことになる。

新型コロナの現時点の感染状況は、1918年から流行して推定約5億人が感染したとされる「スペイン風邪」ほど深刻にはなっていないものの、公衆衛生専門家からは実際の感染者数は報告されている人数より多い可能性が高いと指摘されている。

新型コロナ感染による最初の死亡例が1月10日に中国湖北省の武漢で報告されて以降、死者数は10万人を超えるまでに91日かかったが、その後わずか16日で20万人に達した。30万人に達するまでの期間は19日だった。

国別の死者数は、米国が8万5000人超、英国とイタリアがそれぞれ3万人超、フランスとスペインがそれぞれ2万7000人超となっている。

ブラジルの死者は1万3149人と世界で6番目だが、死亡率は上昇している。また、過去1週間、毎日平均700人の新たな感染者が確認されている。

アジアと中東地域では、一部の国で人口密度が高く医療体制が十分でないにもかかわらず、死者数が比較的低水準にとどまっている。ただ、実際の死者数は報告されているよりもずっと多いとの見方が医療専門家の間で広がっている。

*内容を追加しました。

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