米上院、次期国家情報長官人事を承認 ラットクリフ議員

[ワシントン 21日 ロイター] – 米議会上院は21日、次期国家情報長官にトランプ米大統領が指名したジョン・ラットクリフ下院議員(共和党、54)が就任することを賛成49、反対44で承認した。

国家情報長官の後任を巡る採決では従来より反対票がはるかに多く、民主党の全議員が反対票を投じた。一方、共和党議員は全員賛同した。

国家情報長官の後任人事を巡っては昨年7月、トランプ大統領がラットクリフ氏の起用を表明。ただ共和・民主両党が懸念を示し、5日後に撤回されていた。その後、国家情報長官の空席が続いていたため、2月28日に再びラットクリフ氏が指名された。

ラットクリフ氏は連邦検事やテキサス州ヒース市長を歴任後、2015年に下院議員に当選。昨年7月時点では下院情報委員会の中で最も経歴が浅く、所属期間は半年だった。トランプ氏の最も忠実な支持者の1人として知られる。

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