米メモリアルデーの週末、ビーチに人々が殺到 第2波リスクも

[24日 ロイター] – 米国では、新型コロナウイルス感染防止の行動制限緩和が進む中、メモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)の今週末、多くの人がビーチや公園に集まった。しかし、感染の第2波のリスクも懸念されている。

米国はメモリアルデーの週末から本格的な夏休みシーズンに入る。国内の死者は10万人に近づき、感染者は160万人を超え、世界で最も多い。

国内の全50州では既に行動制限が一部緩和されている。イリノイ州やニューヨーク州などでは、レストランで対面式の接客はまだ禁止されており、美容院も引き続き営業を停止している。一方、多くの南部の州では入店制限などを設けて大半の店舗が営業を再開している。

ロイターの集計によるとアラバマ、アーカンソー、ミネソタ、ノースダコタ、ニューハンプシャー、メリーランド、メイン、ネバダ、ユタ、バージニア、ウィスコンシンの11州は先週、新型コロナの新規感染者が過去最高を記録した。感染者の増加は、ウイルス検査の拡大によるものか、もしくは、感染の第2波によるものかは不明。

南部の州などではビーチに多くの人が殺到し、ソーシャルメディアには人々が密集してパーティーを開く様子なども投稿されている。保健当局者や州知事は、店舗や公共の場ではマスクを着用するよう呼びかけている。

5月24日、米国では、新型コロナウイルス感染防止の行動制限緩和が進む中、メモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)の今週末、多くの人がビーチや公園に集まった。写真は23日、にぎわう米カリフォルニア州のハンチントンビーチで撮影(2020年 ロイター/Patrick T. Fallon)
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