サウジ、24時間外出禁止令を6月21日に完全解除 メッカは除く

[カイロ 26日 ロイター] – サウジアラビアは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため2カ月以上にわたり実施してきた移動・渡航制限の緩和を今週開始する。

サウジ国営通信が26日伝えたところによると、制限措置の解除は3段階で行われ、6月21日からイスラム教の聖地メッカを除く全国で24時間の外出禁止令が完全に解除される。

メッカへの巡礼者受け入れは当面、引き続き停止される。

サウジの新型コロナ感染者数は現時点で7万4795人、死者は399人。感染者は依然として1日当たり2000人以上のペースで増加している。

措置緩和の第1段階では5月28日からメッカを除く全国で外出禁止時間帯が午後3時─翌日午前6時に短縮される。

地域間の移動やショッピングモールを含む一部の小売・卸売事業の再開も可能になる。

5月31日からは、午前6時─午後8時まで自由な移動が認められるほか、社会的距離や公衆衛生に関する対策を講じたモスクでの礼拝や、官民ともに職場への出勤が許可される。国内線の運航も再開が可能になるが、国際線の運航停止は継続する。

結婚式や葬儀などを含む50人超の集会は引き続き禁止する。国民は6月21日以降も、マスク着用などの公衆衛生対策や社会的距離の確保が奨励される。

メッカについては、外出禁止時間帯を6月20日まで午後3時─翌日午前6時とし、21日から午後8時─翌日午前6時とする。モスクでの礼拝許可は6月21日から。

*内容を追加しました。

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