英米首脳、中国の香港法制に懸念表明 「中英共同宣言に違反」

[ロンドン 29日 ロイター] – ジョンソン英首相とトランプ米大統領は29日、電話会談を行い、中国全国人民代表大会(全人代)が反体制活動を禁じる「香港国家安全法」の導入を決定したことで香港の自治が阻害されるとの懸念を共有した。

英首相府が発表した声明によると、両首脳は「中国による香港国家安全法の導入は中英共同宣言に反するもので、香港の自治、および『一国二制度』が阻害される」との認識で一致した。

全人代の決定については、英米のほか、オーストラリア、カナダ、欧州連合(EU)などが非難している。

両首脳はこのほか、主要7カ国(G7)首脳が実際に顔を合わせて会合を開くことの重要性のほか、通信の安全性についても意見を交換した。

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