独失業者数、5月は前月比23.8万人増 予想上回る

[ベルリン 3日 ロイター] – ドイツ連邦雇用庁が3日発表した5月の失業者数(季節調整後)は前月比23万8000人増の287万5000人だった。新型コロナウイルスの感染拡大により労働市場が打撃を受けている。

ロイターがまとめたアナリスト予想は20万人増だった。

失業率(季節調整済み)は6.3%と4月の5.8%から上昇した。

雇用庁のシェーレ長官は「労働市場は新型コロナにより引き続き強力な圧力を受けている」と述べた。ただ失業率は4月ほど上昇しなかったとも指摘した。

雇用庁によると、5月1日から27日までに106万人が雇用者から短時間労働制度(Kurzarbeit)による時短労働を求められた。3月と4月は合わせて1066万人だった。ただ全員に適用されたわけではないという。

シェーレ長官は「時短労働は2009年の水準を明確に上回った」と述べた。当時は150万人程度が同制度の対象となった。

*内容を追加しました。

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