NY市、第1段階の経済再開 初のコロナ感染確認から100日目

[ニューヨーク 8日 ロイター] – 米ニューヨーク市で初の新型コロナウイルス感染者が確認されてから100日目となる8日、同市で第1段階のウイルス感染抑制策緩和が始まった。

ニューヨーク市は米国における新型コロナ流行の震源地となっていたが、デブラジオ市長は、新型コロナ検査の陽性率がこれまでで最低となる3%に改善し、経済再開の要件とされる15%を大きく下回っていると指摘した。

第1段階の緩和では建設、卸売、製造、一部の小売業で約40万人が仕事を再開。デブラジオ市長は、マスク着用とソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)を継続するよう求めた。

ニューヨーク州のクオモ知事は、先に第1段階の緩和が始まった州内の他地域で感染者の増加は確認されていないとし、レストランでの入店制限や屋外のみでの営業、小売業が店舗外でのピックアップサービスに限定していることなどが奏功していると指摘した。

「ニューヨーク市でもこれらガイドラインがしっかりと守られれば、感染者が急増することはないだろう」と述べた。

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